投稿者「komatsu」のアーカイブ

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

酉年にちなんで、写真は羽毛恐竜のティアンユロング。
近年の研究からトリが恐竜の生き残りであることはほぼ確実となっています(詳細は下記のリンク先記事を参照)。
驚きの恐竜展を開催、もはや鳥展、米NYで

 

単行本を出版

単行本を出版しました。

いじめは生存戦略だった!? 進化生物学で読み解く生き物たちの不可解な行動の原理

専門書の共同執筆は経験がありましたが、一般向けの書籍を単独で執筆したのは今回が初めてです。

特にいじめに限定しているわけではなく、ヒトを含めた動物のさまざまな行動について解説した本です。
出版社のかたと相談して、一見すると「不可解」あるいは「不道徳」に思える行動をおもに取り上げることとしました。

昨年、ある調査プロジェクトの会議の場で出版社の秀和システムの方々と同席しました。そのときの議論が切っ掛けとなり、執筆依頼を頂きました。

私はその会議に多摩大学情報社会学研究所のスタッフの立場で参加していました。
司会である同僚の田代光輝先生が私を紹介してくれたさいに、私の専門分野(進化生物学)について参加者の興味をそそる話を始めて、そこからいじめや暴力と生物進化の関連について若干の議論になりました。

秀和システムの方々には、その議論の様子がとても印象深かったようで、本書の企画につながります。

こうした経緯から、田代先生には深く感謝申し上げます。

本文イラストを担当してくださったイラストレーターの浅川りかさんと、秀和システムの編集担当の中野さんには、大変お世話になりました。
誠にありがとうございました。

環境省の花粉症に関する検討会に出席

12月20日に開催された、環境省の花粉症に関する検討会に出席しました。

昨年度に引き続き、今年度も検討会委員を務めております。

花粉飛散に関連した調査やデータ解析について、生態学や生物統計学の観点から助言させていただいています。

委員には医学、生物学、気象学など多彩なメンバーが集まっていて、他の委員の先生のお話がとても勉強になります。

北海道こんぶDayに協賛 こんぶダンスDVD発売

11月6日に札幌で開催された「北海道こんぶDay ~こんぶを楽しむ1日~」に小松研究事務所も協賛させていただきました。

NPO法人北海道こんぶ研究会とAIR-G’エフエム北海道が主催した、こんぶの啓発イベントです。
詳細については以下の実施報告書を参照してください。
北海道こんぶDay ~こんぶを楽しむ1日~ 実施報告書

今年9月に北海道こんぶ研究会事務局の舟橋さんから「こんぶと無関係に思えるものとこんぶを関連づけた、想像を超えるような企画を考えてほしい」というオファーを受けました。

いろいろと思案していたところ、ユナマノミニというメイドカフェを経営している知人の水沢さんから以前に「お店のステージでスタッフが歌ったり踊ったりしています」と聞いたことを思い出しました。
そこで、こんぶとダンスのコラボという企画を思いつき、水沢さんに協力をお願いしたところ快諾を得て、こんぶダンスDVDが実現しました。

作詞作曲のYAMASAKIさん(お店のお客様とのこと)に、こんぶの生態についての情報をまとめて送り、歌詞に反映させてもらいました。

こんぶの胞子である「遊走子」をモチーフにしたカチューシャを、お店の関係者の方と協力して作成し、ダンス担当のスタッフの方々に装着してもらいました。

DVDに焼く作業はイベント直前に札幌で行いましたが、研究開発工房 tn-worksの永井さんに作業場所を提供してもらったうえ、作業を手伝ってもらいました。

こうして短期間で何とか準備を間に合わせ、イベント当日11月6日に札幌でのイベント会場とユナマノミニ 川崎店において、以下のDVDを同時発売することができました。

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こんぶダンスDVD:こんぶでざばーん
ダンス: うみ もえ つゆ (ユナマノミニ 川崎店)
遊走子カチューシャ作成: さく (ユナマノミニ 三軒茶屋店)
作詞・作曲: YAMASAKI shigeru
企画: ユナマノミニ 小松研究事務所
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ユナマノミニの中核的コンセプトである「もえ、もえ、きゅーん」は、その語源に基づくことで「生えろ、生えろ、感動」と翻訳することができると私は考えています。もえ(萌え)には草木の芽が生えるという意味があるからです。

したがって、この「もえ、もえ、きゅーん」というコンセプトは、減少しているこんぶ群落(こんぶの森)の回復を目指して、こんぶの養殖技術の開発に取り組んでいる北海道こんぶ研究会の活動にも当てはまるものです。

こうして、幸いにも、「こんぶと無関係に思えるものとこんぶを関連づける」という舟橋さんの依頼には応えることができたと考えています。

また、今回のイベントでは、上記DVDの他にも、以下の方々に小松研究事務所との共同企画として展示物を提供していただきました。

・マンガ制作者の浅川さん:こんぶの繁殖をテーマとした絵画
・デザイナーの宮田さん:磯焼けをテーマとしたイラスト
・ネイリストの柏木さん:ウニとテヅルモヅルをテーマとしたネイルアート

ご協力いただいたすべての方々に心より感謝します。
大変ありがとうございました。

サイエンストークス

9月2日開催の下記イベントでトークゲストを務めることになりました。
主催のサイエンストークスは有志メンバーの集まりですが、政府に対して実効性のある政策提言を行なう等、精力的な活動で注目を集めています。
今回、企画にご協力させていただくことになり、大変嬉しく思っています。

サイエンストークスLIVE・第1回「独立系研究者ってなんだ?!」 – Science Talks
サイエンストークスでは今年9月から、月に1度の「初金(月の最初の金曜日)」にトークイベント、「サイエンストークスLIVE」を開始します。毎回、日本のサイエンスをもっと元気に、面白くするための先駆的な活動をされているゲストをお招きして、時にはゆる〜く、時にはガチで語り合う、2時間のトークイベントです。

記念すべき第1回のトークゲストは、独立系研究者の小松正(こまつ・ただし)さん。組織に属さない、「独立系研究者」という肩書きで研究機関と個人契約で研究プロジェクトに参画するという、今までになかった新しい研究者としての働き方を実践されています。