主な実績

[主な研究テーマ]
■研究テーマ1: おもにアワフキムシ類やアブラムシ類を材料とした、分類学、生態学、形態分析学に関する研究
・所属研究機関: 北海道大学大学院農学研究科、北海道大学大学院地球環境科学研究科
・内容: 大学学部、大学院、ポスドク時代を通じて、アワフキムシ類やアブラムシ類(セミに近縁な昆虫のグループ)を材料として、分類学、生態学、形態分析学に関する研究を行っていた。これらの研究において、統計解析やデータマイニング手法を積極的に導入した。
・論文(査読あり):
Genetic differentiation as a result of adaptation to the phenologies of individual host trees in the galling aphid Kaltenbachiella japonica, 1995, KOMATSU T.; AKIMOTO S.; Ecological Entomology, 20: 33-42
など、関連論文5本(英文)
・学会発表:
「ゴールを作るアブラムシは個別の木に適応している : 量的遺伝学的アプローチ」 1991年、小松正 秋元信一、 日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 (35), 53, 1991-09-15
など、関連学会発表9本(含、国際学会1本)

■研究テーマ2: 言語習得における身体の動きの役割と音声ピッチパタンに見られる傾向
・所属研究機関: 言語交流研究所
・内容: 言語習得を行っている被験者に対して、発話時の身体の動きと音声ピッチを記録し、それらの間に見られるパタンについて分析を行った。
担当業務: 研究チームに初心者が多かったためチーム全体の指導を行うとともに、統計分析業務を担当した。
・学会発表:
「言語習得における身体の動きの役割と音声ピッチパタンに見られる傾向」 2006年、杉山竜正、榊原由希子、杉本啓輔、小松正、高野俊一、榊原陽、ヒューマンインタフェース学会 ヒューマンインタフェース2006

■研究テーマ3:行動判別機能を備えた介護福祉施設向け離床センサの開発
・研究機関: (有)グーテック
・獲得した助成金:
平成17年度 基盤的研究開発育成事業
http://www.noastec.jp/kinouindex/data2006/contents/03.html)2005年度、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター・ノーステック財団、助成金額200万円、共同研究者として参加。
平成18年度 民間基盤技術研究促進制度(http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h18/060906-2/060906-   2.html) 2006~2007年度、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、助成金額約1億4,000万円、統括研究代表者として参加。
平成21年度 先進技術型研究開発助成金
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h21/090619/090619-1.html) 2009年度、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、助成金額約1,500万円、研究分担者として参加。
・内容: 介護医療分野の支援ツールとして離床行動を判別するセンサシステムを実現した。データマイニング技術を用いて、離床行動とそれ以外の動作(寝返りなど)を判別して、離床動作をスタッフに迅速に通知するシステムを実現した。
・担当業務: 研究全体の統括と、ヒト行動の測定・定量化方法の開発、データマイニング関連業務を担当。
・製品化: 2011年に製品化し、販売開始。複数の医療福祉機関に試験導入中。
・特許:
「時系列パターン解析を伴うニューラルネットワーク」 小松正・深川貴之・永井 拓史・堀之内英 特許公開2007-220055
「動作判別装置、動作判別モデルの構築方法、動作判別方法、及び動作判別コンピュータ・プログラム」 小松正・深川貴之・永井 拓史・堀之内英 特許第4633865号
「動作判別装置、動作判別方法、及び動作判別コンピュータ・プログラム」 小松正・深川貴之・永井 拓史・堀之内英. 特許第4785975号
・学会発表:
「赤外線センサとニューラルネットワークによる行動パタンの判別」 2007年、小松正、大野俊和、深川 貴之、永井 拓史、堀之内英、ヒューマンインタフェース学会 ヒューマンインタフェース2007
「赤外線センサとデータマイニングによる行動判別の一方法」 2007年、永井拓史、大野俊和、小松正、深川貴之、堀之内英、電気・情報関係学会北海道支部連合大会講演論文集(CD−ROM)
「センサとデータマイニングによる行動判別における温度の影響」 2008年、小松正、大野俊和、永井博文、深川孝之、堀之内英、電子情報通信学会総合大会講演論文集 情報・システム(2), 182, 2008-03-05
「機能分担した赤外線センサとデータマイニングによる特定行動判別方法」 2008年、永井拓史、大野俊和、小松正、深川貴之、堀之内英、電子情報通信学会総合大会講演論文集 情報・システム(2), 142, 2008-03-05

■研究テーマ4:自律調整機能を備えた環境適応型セキュリティセンサの開発
・研究機関: (有)グーテック、公立はこだて未来大学
・獲得した助成金:
平成21年度地域イノベーション創出研究開発事業(http://www.hkd.meti.go.jp/hokig/h21teian_koubo/result.htm)   2009~2010年度、経済産業省、 助成金額約4,000万円、研究員として参加。
・内容: 様々な環境に取り付けられているセキュリティ用途のセンサにおいて誤判別(環境誤報)が発生し、問題となっていた。誤判別を引き起こす環境要因を、センサに搭載したデータマイニングを応用したアルゴリズムで判別することで、環境誤報を排除する機能と、設置している環境の状況を把握して判別アルゴリズムの調整をセンサ自身が行う機能を実装した環境適応型セキュリティセンサの開発を行った。
・担当業務: 総括事業代表者ではなかったが(2009年度は他の助成金に統括研究代表として申請中であったため)、事業全体のなかの研究開発の統括とデータマイニング関連業務を担当。
・製品化: 2011年に製品化し、販売開始。某警備保障会社に導入済。

■研究テーマ5:漸深層で使用可能な同期機能実装型バイオロギングデバイスの開発
・研究機関: (有)グーテック、(株)日本アレフ、一般財団法人函館国際水産・海洋都市推進機構
・獲得した助成金:
平成22年度 函館市水産・海洋産学連携促進補助金
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/kikaku/sangaku/hojo.htm) 2010年度、函館市、助成金額約200万円、研究分担者として参加。
平成23年度 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)
http://www.hkd.meti.go.jp/hokis/h23koudoka/result.htm) 2011~2013年度、経済産業省、助成金額約1億円、統括研究代表者として参加。
・内容:生物資源管理および生物多様性保全のための野生生物調査で使用する計測器として、海洋生物の身体に取り付けて行動関連データ(加速度・水深・温度・日照など)を記録するバイオロギングデバイス(データロガー)の開発を行う。既製品と比較して、より深い水深(1000m以上の漸深層)で使用でき、カスタマイズ性・データ回収効率を飛躍的に向上させた製品の実現を目指す。
・担当業務: 研究全体の統括と生物学およびデータマイニング関連業務(フィールド検証試験の計画立案・取得した行動関連データの分析法の開発など)を担当。
・製品化:2014年に製品化の予定

■研究テーマ6: べき乗則を利用したテキストマイニングによる会議評価手法の開発
・研究機関: 多摩大学情報社会学研究所
・内容: 本研究では電子会議室の投稿の言葉/単語をノードとしてとらえ、ノードが持つリンクの数(リンク数)に着目して実 証研究を行った。一連の電子会議の議事ログを形態素(品詞)に分解してリンク数の順にノードをランク(順位)付けて並べたところ、リンク数とランク数の関係がべき乗分布に従うことがわかった。べき乗分布から得られる回帰直線の傾きや相関係数は、議論の内容とは独立に、会議の評価(議論の集中度や収束度)についての指標となることが分かった。
・担当業務: 単語のリンク数とランク数からべき乗分布を導出し、回帰直線の傾きや相関係数を算出した。
・論文(査読あり):
「電子会議室を使った自治体の政策形成と「べき乗則」を利用した会議の評価手法について」、2006年、山内康英、舟橋正浩、小松正、情報社会学会誌 Vol.1 No.1 (2006.5)
「べき乗則を利用した審議会等判別の試み」 2007年、舟橋正浩、内田和博、小松正 情報社会学会誌 Vol.2 No.1 (2007.6)
・特許:「一貫した文脈を持つ広範な文章等の評価方法及び評価システム」 山内康英・舟橋正浩・小松正 特許公開2007-233947

■研究テーマ7: べき乗則を利用した列車運行分析と事故復旧時間の予測
・研究機関: 多摩大学情報社会学研究所
・内容:本研究は列車における事故の発生から復旧までの時間が、特定の確率密度分布(べき乗分布)に従うとの知見に基づいて路線や事故原因毎に復旧時間を予測するものである。本研究ではこの原理に基づいてコンピュータ・プログラムとサーバシステムを構築し、特定の路線で障害が発生する毎に復旧時間を確率的に予測する数学モデルを作成した。
・担当業務: 事故原因と復旧時間に関するデータから確率密度分布(べき乗分布)を導出し、その分布に基づいて、事故発生時に路線や事故原因毎に復旧時間を予測する数学モデルを作成した。
・製品化: 2010年に製品化し、販売開始。危機管理情報の配信を行う某会社が導入済。
・特許:「列車運転再開時間の予測方法及び予測システム」 山内 康英・舟橋 正浩・小松 正 特許公開2012-030756

■研究テーマ8: 候補者の表情が有権者の投票行動に与える影響の研究
・研究機関: オーストラリア国立大学、お茶の水女子大学
・内容:候補者の選挙用ポスター写真の笑顔度を測定し、笑顔度と得票率との関係を調査した。笑顔度の定量化には、生物 形態分析学を応用したヒト顔表情分析技術を利用した。その結果、日本とオーストラリアの両事例において、笑顔度の高い候補者のほうが有意に多くの票を得る傾向のあることが確認された。
・担当業務: 生物形態分析学を応用したヒト顔表情分析を担当。
・論文(査読あり): Should Candidates Smile to Win Elections? An Application of Automated Face Recognition Technology, Yusaku Horiuchi・Tadashi Komatsu・Fumio NAKAYA, Political Psychology. Volume 33, Issue 6, pages 925–933, December 2012

[その他の実績]
・予備校講師(生物担当)
・環境アセスメント評価(生物担当)
・eラーニングコンテンツ原稿執筆(ゲーム理論)
・単行本
札幌昆虫記 (さっぽろ文庫) 札幌市教育委員会 (編集) 1990 共著
進化生物学 蒼樹書房 1992 共訳
What Is DNA?: A Biology Adventure, Transnational College of Lex, 2003 分担執筆および監修